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Une baguette et des baguettes  ~フランスパンと箸~

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2008年 03月 22日

これな~んだ? in France

今回もダラダラ、長々書いてしまったフランス滞在記・・・・
最後は、今回フランスで発見したものを少し紹介します。


こちらピエの実家にて発見!
これな~んだ? in France_f0115107_30059.jpg

暖炉の前に置いてある物、
これ、な~んだ???

*ちなみに暖炉とは関係ありません。外で使うものです。





答えは・・・・・・

ブラックベリーを摘むための道具なのです。
山などで、地面にできたブラックベリーに櫛をとかすように、この道具を滑らすと、
みるみる実が採れるという活気的な道具です。
なんだか、とっても可愛らしい道具です。

しかも偶然、義姉がこの道具を使って実家近くの山でブラックベリー採集をしたところでした。
なので、義姉の家では、収穫したブラックベリージャムのデザートが登場!!
これな~んだ? in France_f0115107_385147.jpg

いつか、私もこの道具でブラックベリー採集がしたいっ!


そして、今回初めて見た、もうひとつの物・・・・
これな~んだ? in France_f0115107_3113113.jpg

こちらは、オスティ(Ostie)と言い、イエス・キリストの体の一部が入ってると言われるパンの入った小箱。
ピエ一家は皆キリスト教(ピエはそうでもないが)です。特に叔父さんはとっても敬虔で、日曜には必ずミサへ行き、日ごろからキリスト教の活動に参加しています。
とある日曜、叔父さんはミサへ行って、教会へは行けないお婆ちゃんの為にオスティをもらってきました。私はキリスト教信者でないので、上手く説明できませんが、ミサの後はキリストの体と証したパンやワインが振舞われるそうで、参加できなかった人々へは持ち帰ることもできるそうです。そのパンの代わりが、この可愛い小さなケースに入っています。
初めてこれを知った私は、オスティを食するお婆ちゃんの姿も見学させてもらいました。
叔父さんとお婆ちゃんは、静かな部屋で祈り、叔父さんが祈りを唱えながら、お婆ちゃんにオスティを差し出しました。そしてお婆ちゃんは祈りながらゆっくりとオスティを口にました。
なんとも神聖な一時で、私には大変興味深いものでした。
*信者ではないので、説明がイマイチでほんとすみませーん。
でもこの小箱があまりにも可愛かったので・・・・



そういえば、今回のお婆ちゃんち滞在で、もう一つ面白いものを見せてもらいました。
朝食時に、なぜかミシンの話になった時
「そうそう、私も電動のミシン持ってるわよー!」
とお婆ちゃん。
「確か、マルセイユで1945年に買ったものよ。」
そのセリフにモチロン食いついた私!1945年って日本の終戦の年!その時期に買った電動ミシンって・・・・
朝っぱら、「見せてー見せてぇー」とせがみました。

こちらが、そのミシンです。
これな~んだ? in France_f0115107_336950.jpg

動くかどうかは不明ですが、しっかりコンセントがついていました!
この色!カタチ!鉄製なのが、胸キュンですわ♥
しかも小道具や説明書まで全て揃って保管してるのがお婆ちゃんらしい。
*ピンクの寝巻き姿のお婆ちゃんが、またナイスでしょ(笑)


さて最後に、プロバンスの名物菓子を・・・・・・
これな~んだ? in France_f0115107_340232.jpg

これは、フガスという、
フワフワのパンみたいなに砂糖が塗された、とっても素朴なお菓子です。今回はオリーブ風味でほんのりオリーブが香ばしい味でした。
食べだしたら、止まらないお菓子です。プロバンスのパン屋さんで、たいてい売っております。


今回は、ツワリのせいで、思うように動けず、食べれず、悲惨な時期もあり
最強最悪なフランス帰省でもありましたが、だいぶ気晴らしもできたので
結局は行って良かったなぁと思います。
でもやっぱり、旅は体調がいい時に限る?!特に食事は損したなぁ(涙)


ってことで、次回からやっとドバイ日記に戻ります。
と言っても、2月の友人滞在のことからまたボチボチ綴っていきますが・・・・・

by sacchila | 2008-03-22 03:55 | フランス FRANCE


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