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Une baguette et des baguettes  ~フランスパンと箸~

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2008年 04月 06日

感動の演劇鑑賞とハプニング?!

一昨日、ドバイにあるテアトルに初めて行ってみました!!

発展真っ最中なので、文化的なものは、まだまだ少ないドバイ。
ドバイで唯一のテアトル(他にもあるのでしょうかねぇ?)の存在がずっと気になりつつ
この一年近く行くことはなし・・・・
が、先日、ドバイの情報誌を読んでいると
PIAF UNE VIE EN ROSE ET NOIR
というエディット・ピアフ物語の公演広告ページが!!

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Marion Cotillardの素晴しい歌声と演技でアカデミー主演女優賞を獲得した映画、La môme (邦題:エディット・ピアフ~愛の賛歌~)のDVDを購入して、すっかりピアフに魅了された私達。

既に公演一週間前だったので、一番安いチケットは売り切れで、一人一万円近くする席にしか空いてませんでしたが、これは観に行くっきゃない!と・・・・





テアトルの場所は、高級リゾートホテル地帯内にあるショッピングゾーン、
SOUK MADINAT JUMEIRAHの中にあります。
↓こちら、劇場ロビー。高級感溢れておりますな。
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ここでは、ドリンク(ホテル地帯なのでお酒もあり!)やおつまみが売っています。
着飾った人、ジーンズの人、老若男女様々ですが、ほとんどが西洋人で、そのうち半分がフランス語圏の人々だったと思います。
みなワクワクと待ってるようで、中にはピアフの歌を口ずさんでるオジサマなんかもいわましたよ(笑)

↓こちら劇場内。この日は最終公演で満員御礼でした。
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アラブスタイルな装飾が素敵な劇場でした。
イスの座り心地も良かったです。

さて、肝心のお芝居の方は・・・・・
広告や会場に置かれたパンフレットは全てフランス語、でもここは英語が共通語のドバイ、
英語かフランス語どちらで行うのか気になるところでした。
が、フランスの劇団なので、やっぱりフランス語でした。(私的には、その方がまだ理解できる!)
このお芝居は3年前にパリで公演され、たった一回の為に作られた作品だったそうですが、評判がよく3年間続けて公演中。フランスの演劇クラシック部門でも賞を取ったそうです。

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ピアフの生い立ちを語る男性と、ピアフを演じる女優、そして全ての曲の演奏と脇役のアコーディオン引きの男性の3人芝居でした。
ストーリーと共に、18曲の名曲が歌われるので、フランス語が分らなくっても楽しめるものでした。最初の歌が始まった途端、大迫力の歌と劇場ならではの臨場感に、鳥肌もの!!
その後も次々と名曲が流れ、でもやっぱりお芝居なので、ユーモア溢れるセリフも紛れていて面白い!!(私のフランス語力では分らないジョークも多々ありでしたが)
そして名曲中の名曲となると、「さぁ、みんなで歌いましょうー!」というピアフの声と共に、全員で大合唱です。恥ずかしがり屋な夫も、この時ばかりは歌っていました(笑)

さすがに、ピアフ役を演じる女優さんの歌声はピアフそのもの!!
ベタに結婚式で流したla vie en roseや晩年の頃の好きな曲が流れると、もう私は涙がとまりませんでした。
「ブラボー」という大歓声&スタンディングオベーションで幕を閉じたこのお芝居は、
映画にも負けないくらいの素晴しいものでした。(って映画と比べたらあかんな)
久しぶりに観に行ったお芝居、観て大正解!と夫と共に感動に浸り、こういう時間っていいなぁとつくづく実感!
そして、なぜもっと早くこのテアトルを利用んしなかったのか後悔。。。。
子供が生まれると、生で芝居や音楽を楽しむのって難しいので
これからは、このテアトルの演目をこまめにチェックするつもりです!胎教にもいいしな。



ピアフの歌の余韻に浸りながら、夕食をとって、さぁ家路と向かった後、
とんだハプニングに・・・・・
 

ピエは夕食にワインを一杯飲んだので、帰りの運転は私がすることに。
この日は週末で、駐車場も満杯。車を入れた場所もスペースギリギリでした。
我家の車は8人乗りの四駆車で、私の運転技術で車を出したら多分失敗するので、
駐車場内はピエが運転し、道路に出ると交代することに。
家路に向かう右斜線にピエが車を寄せ、
「えーこんな場所に停めて大丈夫?」と私が訪ねると
「すぐだから大丈夫!」その返事と共に二人で勢い良く運転席をチェンジ!
と、運転席のドアに手をかけると、ドアが開きません!!!
なんと、ドアにロックがかかってしまったのです!!!

ピエは身長193cmという巨人で足も尋常なく長いのですが、なんとエンジンキーに膝が当たり、ロックボタンを押してしまったのです(汗)
二人共、車の外に締め出されパニック・・・・
しかも車の停めた場所は、端といえど路肩ではないので、後ろから次々と車がやってきてクラクションが鳴らされる始末。ハザードを出してたのがまだ幸い・・・・
さて、どうしたものか???
なにせ、財布も自宅の鍵も全て車内!自宅へ合鍵すら取りに行くことができません!!
あたふたしてる私達に、さらにクラクションが鳴り響きます。
後ろの車のアラブ人にピエが半パニックで事情を説明すると
「警察へ電話しなさい!」と電話番号を教えてもらい(焦ってると警察の番号さえ分らなくなります)携帯はあったので、さっそく警察へ電話。別の番号を教えてもらい、30分後に鍵を開けてくれる人が行くとのこと。アラブ人に感謝!

しかし、待ってる間もほんとに助けが来るのかドキドキです。
もし来なかったら、車の窓を割るしかありません・・・・
その間も、クラクションが鳴らされ、中には「どうしたの?」と聞いてくる人も多々あり。
とある男性はわざわざタクシーから降りてきて、助けてくれようとしました。

が、とあるインド系の人は「なんでここに停めてるんだ!」と文句を言ってきたので、
「動かないんだよ!」とピエ、でも迂回してくれないので、私が「ロックかったのよ!」と叫ぶと
横で、ピエは恥ずかしいからそれは言わないで・・・と。
ピエはずっとロックしてしまったことが、恥ずかしい、バカだぁーと嘆いていました。
足が長いのも困ったものです。

30分すぎても、まだ助けの車は現れません。
念のため、もう一度連絡しようとした瞬間、今度は携帯のチャージがゼロに!!
オーマイゴッド!!という言葉がマジで出そうになった瞬間です(汗)
が、助けの車は間もなく到着♪(私的には一時間くらい来ないと思ってたので、迅速な対応にビックリ!)
来たのは、警察のレスキュー隊の車でした。
てっきり鍵の解除屋が来ると思ってたのでまたもビックリ。
道路に締め出された私達を見て、レスキュー隊も半笑いでした(苦笑)
さっそく特殊な器具で窓をこじ開けてもらい、無事、ドアを開けることができました!
警察は、ピエの免許証や車の保険などチェックしただけで、無料ですみました!それもビックリ!!!

とにかく、再び車に乗り込み、無事に家路につくことができました・・・・・
ドバイで警察のお世話になるのは、これが最初で最後であってほしいとつくづく願いました。(なにせ事故の多いドバイなんで)
そして、ピエは必要以上に、車のロックを気にするように(苦笑)

感動&ビックリハプニングな忙しい一日でした・・・・(汗)

by sacchila | 2008-04-06 16:44 | ドバイ DUBAI


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